国民が知らない東大入試の真実

文系の東大受験生に役立てればいいなと、情報を置いておきます。

東大英語

文系であれば、もっとも高い得点率を望むことができるのがこの科目であることは疑いようがありません。最低目標としては80、英語で稼ぐ人は95程度が目標になると思います。数学と違って難易度の高低が激しいわけでもないので、実力をちゃんと身につけて、落ち着いて解けばなんとかなるはず。

0. 総論

英語は1から5までのの5つの大問からなり、分野では7つに区分されます(要約 論説文の読解 英作文 リスニング 英文法問題 和訳問題 物語文の読解)
ある程度英語の知識を習得すれば、たとえば150分時間が与えられたならば誰でも90点以上は取れるような、基礎的な設問になっています。(少なくとも、私立大学のように juxtaposition crucifix などの難単語の知識が必要となることはありません)
東大英語の最大の難点は時間制限が厳しい点にあるといってよいでしょう。ある設問で少しでも立ち往生すると、途端に時間が厳しくなります。また、試験のちょうど真ん中の時間にリスニングが挿入されるために、このことを考慮して問題を解き進めなければなりません。
しばしば、問題の解く順番を戦略的に考えることの重要性が強調されるのはこのためで、東大英語という土俵に立つためにはまず問題の性質を把握し、解答順をよく吟味する必要があります。試験場でその判断を行うのはリスキーなため、多くの人は予め順番を考えておくことになります。自分にあったやり方を見つけられれば、段々とこの教科の得点は安定してくるはずです。

もちろん、どこから解こうが時間が余るという帰国子女並の英語力を持つ人もいることは確かです。そういう人はこんなブログを読むだけ時間の無駄であります。ただG1クラスのボーダーなどを見る限り合格者の9割ほどはそこまでの英語力を持っていないようなので、参考にしてもらえる部分もあるんじゃないかなと期待しています。


1. 各設問の特徴

それぞれリンク先にまとめて書いたのでご参照ください。
1A 要約
1B 段落整序・空所補充
2 英作文
3 リスニング
4A 並び替え・不要語切除
4B 和訳
5 長文総合問題

2. 解答順

解答順についての考察をこちらにまとめました。

3. 勉強法

大して参考にはならないと思いますが、個人的に英語の力を身につけるために行った勉強、心がけたことなどをこちらに書いておきました。